2023年2月にヒマラヤ山脈の中の1つ、アンナプルナの周りを回るアンナプルナサーキットトレッキングへ行ってきました。
約2週間ほどかけて、最高標高地点トロンラパスの5,416mを目指し、サーキットコース中に点在する村(集落)の宿に宿泊しながらトレッキングをしていくんですが・・・
宿で提供される食事が、トレッキング前に想像していた物とかなり違いました。
結論、すごく良かったんです!
メニューも豊富でネパール料理も王道ごはんも食べれ、しかもどれも美味しい。
今回は、そんなアンナプルナサーキットトレッキングごはんがどんなものか、紹介していきます!
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2週間でかかった料金
まずはじめに、サーキット中にあるレストランはホテルと併設されていることが多く、そのほとんどがレストランで食事を取ると宿泊費はすごく安く済むというシステムです。
だいたい1泊1部屋0円~600円くらいです。
部屋には2つ程ベッドがあるので、2人で泊まれば費用も半分です。
宿泊費はタダでいいよって宿もありました。
なので宿泊費も含めての料金でお伝えしますね。
1日にかかるお金の平均
ぼくはあまり料金を気にせずに食べたい物を遠慮なく食べてました。
それでも宿泊費を含めて1日3,000円~4,000円でした。
- 少し節約して安めのごはんだけでいいなら3,000円✕日数
- 余裕を持っておくなら4,000円✕日数
- それでも心配な方は5,000円✕日数
ぼくは2週間のトレッキングでちょうど50,000円分(50,000ルピー)持って行ってちょうどなくなったくらいでした。(少しギリギリで危なかった)
サーキットトレッキングでは、スケジュールによってはマイクロバスやジープなどの移動費もかかるので、あくまで参考程度にお考えください。
※アンナプルナサーキットでは、クレジットカードは使えない所がほとんで、ATMなどもほとんどないと思った方がいいです。予め現金を用意してトレッキングに臨みましょう。
ネパール料理
ダルバート
ネパールを代表する国民食と言えばダルバート。
ごはんと数種類のおかず、そしてダルと呼ばれる豆を挽いて出来たスープが1プレートで出てきます。
ごはんの上にはパリパリなナンのようなものが乗っていて、おかずはお店によって様々。
なんと言っても特徴は、ストップかけるまでドンドンお代わりが出てくることです!
これはどのお店でもそうで、試しに何杯おかわり出来るかやってみましたが、ごはんと全てのおかずを3杯ずつおかわりした所でお腹いっぱいでストップをかけてしまいましたw
でも、お腹いっぱい食べれて、ダルはちょうどいい塩分がトレッキングの疲れに染み込んでオススメです。
モモ
モモは日本のギョウザや小籠包の様な料理でケチャップの様な少しピリ辛ソースを付けて食べます。
でも日本のギョウザよりは少し固めの皮で、中身の具もいくつか選べてシンプルな味です。
チキン、ツナ、チーズ、野菜、お店によってはBuff(バッファロー、水牛)の肉のモモもあります。
チーズ好きなぼくは1度チーズモモを注文してみましたが、中身がチーズだけでした。
結果、ぼくはお肉が1番美味しかったです。
トゥクパ
麺類でネパール料理と言えばトゥクパが代表されます。
野菜たっぷりで鶏がらに香辛料でピリ辛なスープが、トレッキング疲れて少し食欲がなくても食べやすく、サーキット後半でよく食べました。
標高が4,000mに近づいてくると夜は気温がマイナスになる場合もあり、そんな時しっかり身体を温めてくれるトゥクパはとっても美味しいですよ。
マサラティー
マサラティーはネパール風ミルクティー。インドで言うチャイです。
だいたいどのお店にも専用の砂糖が置いてあり、自分の好みの甘さに調整できます。
日本のミルクティーとはちょっと味が違い、良い香りの茶葉に少しスパイスも入ってるみたいです。
これがホントにとっても美味しい。
ぼくは2週間のトレッキングで50杯近く飲んでしまうくらいハマってしまいました。
朝食にぴったり
チベタンブレット
このチベタンブレットはその名の通りチベット風揚げパンです。
中々日本では見かけないと思いますが、ネパールでも首都カトマンズにもあまりお目にすることは少なく、やはりチベットよりのヒマラヤ山脈でよく食べられているようです。
ほんのり甘めの生地をカラッと揚げてあり、そのままでも美味しいですが、バターやハチミツなどに合わせて食べるとこれまた美味です。
注文を受けたその後に揚げてくれるので、揚げたてのチベタンブレット、おすすめです。
トースト(セット)
サーキットでは普通のトーストもありお手頃価格で味わえます。
トーストセットもあり、ポテトやチーズオムレツなどのトッピングもでき、マサラティーを付けるともう完璧なモーニングですね。
トーストも焼き立てサクサクなパンが出てくるので、とても美味しくいただけます。
パンケーキ
サーキットでは定番朝ご飯のパンケーキ。
アップルパンケーキやチョコレートパンケーキなど種類も選べますし、焼き立てふわふわでかなりボリュームもありお腹が膨れます。
トーストでもそうでしたが、ハチミツやバターを付けて食べるのですが、このハチミツがなんだかとても美味しいんです。日本のとは違うのかな?
パンケーキも毎朝のように食べてました。
朝食で悩んだらとりあえずパンケーキを選んでみてはいかがでしょう?
ヤク肉料理
ネパールは宗教上の理由で牛や豚の肉を食べないので、肉と言えばほとんどチキンかヤクになります。
しかし、そのヤクのお肉もサーキット中でもあまり見かけない珍しいなと感じました。
ぼくが立ち寄った村では、標高3,500m付近のマナンという村のヤクホテル(その名の通り)と最標高地点トロンラパスを越えた後の村ムクティナートのボブマリーホテルで見かけました。
ヤクステーキ
なんと鉄板アツアツのステーキが食べてるなんて思ってもみませんでした。
肉は少し固めで弾力があり、味はビーフジャーキーの味と似てるなと思いました。
不足になりがちな野菜もタンパク質もしっかり取れるし、味も美味しかったです。
(ちょっとクセのある味でした。)
是非ヤクのお肉は1度体験してもらいたいです。
ヤクバーガー
ビッグマックの1.5倍程あるヤクバーガー。
こちらも少し標高が上がった大きめな村にしかなかったように思います。
これはホント絶品!でした。
ヤクのお肉がジューシーでバンズも焼いてあってしっかり味がある。
ファーストフードのハンバーガーじゃなく、ちゃんと料理って感じでした。
ステーキもそうでしたが、フライドポテトが付いてるのも地味に嬉しいんです。
(ちなみにフライドポテトだけのメニューもありました。)
その他にも種類豊富
ヌードル
いわゆる普通のインスタントラーメンでした。
でも、たまに食べると美味いんですよね。
また標高が上がってくると夜は気温もマイナスになることが多いので、温かいスープが身体を温めます。
3~4杯は食べました。
パスタ
パスタの種類も多く色んな味を楽しめます。
マカロニタイプと麺タイプのパスタも選べ、しかも1人じゃ食べきれない程のボリュームで出されたお店もありました。(基本どこのお店もボリューム多め)
ただ、場所によるかもですが、ちょっと茹ですぎかなっと思いました。
ピザ
これはただただ美味い!ちゃんと焼き立て!
窯でにあるのかな?と思うくらい本格的でビックリしました。
ボリュームもしっかりありましたよ。
フライドヌードル
日本の焼きそばのような物ですが、味付けは違いコクがあり少しピリ辛、香辛料が使われているのかな?
エッグやツナなどトッピングも出来るお店がほとんどですが、もちろんビーフやポークはないですよ。
手軽にサッと食べれるので、お昼はちょっと軽めで・・・なんて時に丁度良かったです。
フライドライス
フライドライスはチャーハンの事です。
こちらも味付けがネパール風と言うのか、しっかりコクがあり濃いめの味がトレッキングの疲れた身体に丁度よく、とても美味しいです。
こちらも種類やトッピングがあるので、いろいろ種類を変えながらたくさん食べました。
まとめ
いかがでしたか?
ぼくがサーキット前に感じた「アンナプルナサーキットトレッキングでこんなごはん食べれるの!?」と言う感想だったのではないでしょうか?
もちろんお店によって多少メニューは異なりますが、今回挙げたものはだいたいどのレストランにもありました。
(※ヤクステーキ・ヤクバーガー以外。マナンのヤクホテル、頂上トロンラパスを越えた後の村ムクティナートのボブマリーホテルにはありました。)
料理自体どれも本当に美味しかったですが、ヒマラヤ山脈の絶景を見ながら食べるごはんは、また格別で最高のスパイスになりました!
アンナプルナサーキットトレッキングに行かれる方は、よければ参考にしてみてください。
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