山口県秋吉台にある秋芳洞は日本屈指の大鍾乳洞で国の特別天然記念物に指定されています。
鍾乳洞の総延長は約10kmほどあると言われていますが、観光コースは約1kmで高低差は約40mほどあります。
洞窟内の温度は式を通じて17℃と一定しているので、夏は涼しく冬は暖かく快適に感じることができます。
大昔から自然の力で作られたいくつもの見所があるので紹介します。
- 住所
山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2 - 営業時間
3月-11月ー8:30~17:30
12月-2月ー8:30~16:30 - 電車の場合
JR山口駅からバスで約60分
JR新山口駅からバスで約40分
見所スポット
鍾乳洞入口
秋芳洞商店街を通って、正面入口から入ります。
もちろん反対側の黒谷入口から入ることもできます。
入場券は持っておくと、1度鍾乳洞から出ても再び入ることができます。
洞窟内にはトイレはないので、心配な方は入口前で済ませておくのがおすすめです。
百枚皿
お皿大きい物は直系3m4m、小さい物は10cmたらずで、お皿の枚数は500枚程あります。
このお皿は地下水が少しずつ流れこんで、少しづつ山を積み上げるようにして出来ていきました。
広庭
富士山を連想させる洞内富士がある場所。
天井から流れる水に、石灰分やいくらかの土を含み下から段々と出来上がったもの。
傘づくし
このように天井から下がっている石を鍾乳石(しょうにゅうせき)、またはつらら石と言います。
鍾乳石は2cm伸びるのに250年程かかると言われています。
大黒柱
つららの様な鍾乳石からしたたり落ちた石灰水が地面で固まり、筍(たけのこ)のように伸びたものを石筍(せきじゅん)と言い、鍾乳石より成長は遅く2cm伸びるのに500年かかると言われています。
この大黒柱は、天井からの鍾乳石と地面から伸びている石筍(せきじゅん)が繋がって柱の様になったもの。
黄金柱
高さ15m、横幅4mもある巨大な石灰華柱です。
天井から流れ出た地下水が壁を伝い、さらにそこへ石灰分が付着していき、何万年もかけて大きな柱になりました。
巌窟王(がんくつおう)
上にある鍾乳石から1摘1摘落ちる地下水に含まれる石灰分が、真下にあった岩の上で少しずつ固まり、高さ8m・直径3mの巨大な石筍(せきじゅん)で、10万年以上歳月を経て成長したとされています。
くらげの滝のぼり
地下水の石灰分が作り上げる造形は、場所によって様々な形に作られます。
ここはまるでクラゲが先を争って滝を登るような姿から、この名前が付けられました。
五月雨御殿(さみだれごてん)
年中絶え間なく、まるで五月雨が降るように水滴がしとしとと落ちていて、岩壁が美しく天井が高いことから五月雨御殿と呼ばれています。
通路の下は約10mあり、天井の最も高い所と合わせると40mにも達する広い空間です。
また、この辺りは割れ目があちらこちらにあり、天井や通路の下の方にも無数の洞窟がモグラの穴のように上下左右へと連なっています。
3億年のタイムトンネル
長いトンネルを抜けて地上へ出ることができます。
この3億年のタイムトンネルの両壁には、鍾乳洞の出来てきた歴史と共に歩んできたような、宇宙や隕石、地球の歴史の絵がずらっと並んでいます。
このトンネルを歩き進むことで、まるで3億年前から現代にタイムスリップしているような気分になりますよ。
まとめ
3億年のタイムトンネルまで行くと、そこから引き返してもいいし、地上へ上がって返るのもよしです。
洞窟内の中間地点くらいにあるエレベーターに乗り地上へ出て、広大に広がるカルスト台地も見て帰りました。
さすが日本屈指の大鍾乳洞、たくさんの見どころがありとても楽しめました。
よければ参考にしてみてください。
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